消費者が自分でクルマの修理工場を決める権利、を

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アメリカ自動車協会(AAA)では、連邦議会に対して「自動車オーナーの修理権利を守る法案」を早急に通すようロビー活動を繰り広げている。

この法案は、最近の自動車メーカーによる修理工場の抱え込み、とも言える動きを牽制するもの。最近のコンピュータ制御の多い車のブラックボックスについて、各メーカーは「守秘の権利」を強調し、コンピュータへのアクセスコードを一般の修理工場に公表していない。このため車のエンジン部分にかかわる修理には、メーカーが指定するディーラーを利用するほかない、というのが現状だ。またメーカーも独自に修理工の養成講座をもうけたり、とすべて自社で修理を行う方針を強めている。

これに対し、消費者が自分で修理工場を選べる権利を守るために自動車メーカーコードの開示を求める、というのが法案の骨子。推進するAAAに対し、当然のことながらメーカーは反発、決着がつきそうにない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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