クレームも多々ありましたが……愛知県警が栄えある記録達成

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愛知県警は5日、地域部(課)に所属する警察官の犯罪検挙件数が、今年上半期(1〜6月)の統計で全国トップとなったことを明らかにした。検挙件数は1万024件で、前年同期比の44.0%増となり、上昇幅でもトップとなった。

犯罪検挙率が低迷していることから、愛知県警では昨年末から専従班を用意するなどして地域部門の強化を図ってきた。強化の柱としたのが街頭パトロールと、不審者に対する職務質問の徹底だったという。

街頭パトロールは専従班を増員したため、通常勤務の負担が低減され、従来よりも長い1日あたり5時間を目安に行うこととした。また、職務質問が得意な警官と、これを苦手とする警官をコンビにして後者に話術を学ばせたり、あるいは交番前での立ち番を増やし、事前に設定した人数目標まで通行人に声を掛けるなど、主にメンタル面での強化を図った。

この結果、犯罪検挙率は急増し、今年1〜6月の検挙総数は前年同期比44.0%増となる1万0024件になった。特に高かったのが窃盗犯罪の検挙件数で、実に5928件。この中には悪質な自動車窃盗犯や、空き巣常習者なども含まれていた。

その反面、こうした職務質問の強化は市民の理解を得ることが難しく、実施当初は所轄署へ「犯罪者扱いするのか?」といった内容のクレームも多かったという。しかし、実際に効果を発揮していることが実証されたため、愛知県警では「下半期も同様の体制を続けていく」としている。

《石田真一》

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