虚偽の遺失届で愛人の免許再発行を手助け---京都府警の警部補処分

自動車 社会 社会

京都府警は8日、峰山警察署の地域課に勤務する44歳の警部補が、交際している女性の免許証を再発行させるために虚偽の遺失届を作成していたとして、この警部補を虚偽有印公文書作成と道路交通法違反(不正免許証取得)容疑で書類送検し、さらに停職6カ月の懲戒処分に科したことを明らかにした。

監察官室の調べによると、この警部補は前任の山科警察署勤務時代の昨年2月、管内で起きた車上狙いを発端として被害者の30歳の女性と交際するようになった。同年4月、この女性の所持する免許証が離婚前の旧姓のままだったことに嫉妬心を覚えたものの、姓名を変更しても有効期間内であれば裏書されるだけであることから、「紛失したことにして、新しい名前で再発行すればいい」と持ちかけた。翌日には自分で虚偽の遺失届けを作成し、正規の届けであると偽って警察に提出し、再発行に必要な手続きを取ったとされる。

また、パトロール中に女性宅を度々訪問して食事などを取り、職務を怠っていた疑いももたれている。警部補には妻子がおり、今回の一件は妻が当時の上司に相談したことから発覚したという。

府警では「法令を守るべき警察官として許せない行為。府民に心よりおわびしたい」とコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. アウディが新型コンパクトカーを開発中!? エントリーレベルの『A1』と『Q2』後継モデルはBEVに
  5. ネオレトロ感漂う新型ホイール「+81Wheel」、阿部商会「ラ・ストラーダ」ブランドから発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る