カナダ/アメリカ間のグレイマーケットの行方

自動車 社会 社会

北米では、アメリカよりも安い価格で車が売られているカナダで、アメリカ人の顧客がクルマを購入、国境を超えて持ち帰る、というグレイマーケットの増大が問題となっている。

北米自由貿易協定があり、こうした消費者の行動を規制する法律はないものの、購入後のクルマはカナダ籍となり、アメリカへの自動車税、登録費用を支払わないことがアメリカ政府の逆鱗に触れている。

カナダとアメリカで自動車の販売価格に差をつけている自動車メーカーにとっても問題で、GMは今後リコール情報についてカナダでクルマを購入したアメリカ国内の顧客に情報を回さない、また無料の修理に応じない、などの方針を打ち出した。ホンダもこれに続いており、グレイマーケットに歯止めをかける方針だ。

カナダで購入したクルマをアメリカ国内で使用している顧客数は昨年1年で20万台以上にのぼり、これはカナダで販売される車の1割に相当する。アメリカとカナダで販売される車の価格差は最大で1台1万2000ドルにも達しており、国境を接する国だけに問題化している。

しかし今回のGM、ホンダの方針に対しては「安全ではないクルマに消費者が乗っているという状況を無視するやり方」という批判も出ている。グレイマーケットの減少には数々の問題が残されているようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 雨の季節、濡れた傘をすっきり収納! 車内快適「傘入れ」[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 名車や希少車が! 移動自動車博物館、ミラフィオーリ2026開催
  3. LUUP死亡事故で問われる特定原付の「期待」と「現実」
  4. モデリスタ、『アルファード』コンセプトの音響性能を進化…OTOTEN 2026に初出展へ
  5. フィアット、新型CセグSUV『グリズリー』の写真公開…グローバル戦略車に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ジェイテクト、「製造業データ等のAI-Ready化に関する研究開発」に参画…図面やマニュアルなど非構造化データを構造化
  2. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  3. JFEスチール、スポット溶接安定化技術が国内自動車メーカーの部品に初採用…高強度鋼板の適用拡大に貢献
  4. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
  5. 英Parkopedia、新APIでEVの「充電不安」解消へ…公共充電器の最大43%が実質利用不可という業界課題に対応
ランキングをもっと見る