強行スケジュールが過労運転を招く---お盆期間中は高速道路の事故多発

自動車 社会 社会

警察庁は20日、今月10日から19日までのお盆休み期間中に交通事故が原因で亡くなった死亡者の数が230人となり、前年同期比で6.5%増(14人増)となっていたことを明らかにした。高速道路上での事故が増加したことが原因。

お盆期間中の10日間に全国で交通事故を起因として死亡した人の総数は230人で、都道府県別では宮城と茨城の各13人を筆頭に、北海道11人、東京10人、三重と岩手が各9人、千葉、大阪、広島、宮崎が各8人となった。逆に死者がいなかったのは和歌山、熊本、沖縄の3県となった。

帰省中の事故は昨年より3人少なかったものの、今年も15人が亡くなっており、三重県の死亡者ランキングを跳ね上げる一因となった東名阪自動車道での大型トラック追突事故(10日早朝、鈴鹿市内で発生)など、高速道路での死亡事故発生が目立った。

帰省ラッシュは分散化される傾向にあるが、事故の発生自体も分散化する傾向にあり、10日間の休み期間中、ほぼ毎日何らかの事故が起きているとされる。特徴とされるのは高速道路上で過労運転が原因と考えられている事故が増えつつあるということ。旅行のスケジュールが短くなる分、疲労が蓄積した状態のまま運転することとなり、これが事故を増やしている可能性が高いという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る