執拗な煽りに腹が立って急ブレーキ---事故を誘発したトラック運転手を逮捕

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静岡県警は21日、相手にケガをさせる目的で故意に急ブレーキを掛け、追突させたとして31歳のトラック運転手を殺人未遂の容疑で逮捕したことを明らかにした。警察の取調べに対しても「煽られ、腹が立ったのでわざとやった」と供述しているという。

警察の調べによると、この男は21日の午前5時ごろ、静岡県島田市相賀の県道を11トン積みのダンプトラックで走行中、後方から走ってきた乗用車が執拗にあおり、時には追い越そうと対向車線側に出てくることに腹を立てた。数分間に渡って同様の行為が続いたため、男は「後ろのやつがケンカを売った」と判断。80km/hまで加速した直後、後続のクルマも追従してくることを確認した上でいきなり急ブレーキを掛けた。後続車は止まることができず、そのままトラックに激突。ドライバーは全身打撲で意識不明の重体となった。

クルマがトラックの後部に潜り込む形となり、走行できなくったため、男は110番通報をしたが、駆けつけた警察官に当初は「前のクルマが突然ブレーキを踏んだ」と話していた。ところがダンプが残した14メートルのブレーキ痕しか現場に残っていないことから、警察で追及した結果、男が「腹が立ったので相手を脅かそうと思った。まさかぶつかってくるとは思わなかった」と供述。相手が死ぬかもしれないと認識していたこともわかったため、殺人未遂容疑で逮捕した。

《石田真一》

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