単に運が良かっただけ--ハイスピードでバイクをひき逃げした教師を逮捕

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神奈川県警は23日、高速度でバイクと接触し、運転していたライダーを転倒させてケガを負わせたにもかかわらず、気が動転したことを理由にその場から逃走した42歳の高校教師の男を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この男は22日の午後11時40分ごろ、横浜市旭区本宿町の保土ケ谷バイパス上り線を走行中、前を走っていたバイクと急接近していることに気づいて回避しようとしたが、後方から押し出すように接触。バイクは弾みで転倒し、運転していた22歳の男性は左足の骨を折る重傷を負った。男はバイクが転倒していたことを認識していたが、そのまま速度を上げて現場から逃走した。

警察では当初、ひき逃げ事件として捜査を行っていたが、事故から50分後に神奈川県警の110番受付センターに「当て逃げ事故を起こしてしまい、気が動転して逃げてしまった。どうして良いかわからない」といった内容の電話があり、警察官が自宅に出向いて容疑者を確保。23日未明に道交法違反と業務上過失致傷の疑いで逮捕した。

警察の取り調べに対し、男は「考え事をしていたらバイクが目の前にいた。教職という自分の立場を考え、つい逃走してしまった」と話しているという。事故が起きた保土ヶ谷バイパスは自動車専用道で、接触当時のスピードは100km/hを超えていたものとみている。高速度での接触であり、被害者のケガが骨折で済んだのは運が良かっただけではないかとみて、警察ではこの男を厳しく追及していく方針。

《石田真一》

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