タマちゃんで大パニック---狭い道に見物客の路上駐車

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国土交通省京浜工事事務所は27日、横浜市港北区の鶴見川大綱橋周辺に現れたアゴヒゲアザラシ「タマちゃん」の見物客が路上駐車したクルマによって、付近の交通が混乱状態にあることを明らかにした。同事務所ではタマちゃん情報をWebサイトで公開するとともに、見物の際には公共交通機関を使うように呼びかけている。

このアザラシは今月7日に多摩川に現れ、タマちゃんの呼び名で親しまれてきた。その後、台風による増水によって一時姿を消したが、25日午前になって「今度は綱島周辺の鶴見川で見た」という市民の通報が相次ぎ、アザラシの姿を追い求めていたテレビ局が一斉にこれを報じて以後、横浜市港北区綱島周辺には多くの人がタマちゃんを一目見ようと訪れるようになった。

これによって発生したのが路上駐車の多発による慢性的な道路渋滞だ。当初発見された多摩川よりも河川敷が狭く、住宅地に隣接した場所であるため、見物客が駐車したクルマによって付近の生活道路は住民のクルマが通れない状態になった。タマちゃんの目撃が一番多いとされている鷹野大橋周辺の混雑は特に著しく、歩道に乗り切らない人が車道にはみ出し、いつ接触事故が起きてもおかしくないほどのパニックだという。

同事務所は「タマちゃん見物の際には公共交通機関を利用してください」と呼びかけるとともに、神奈川県警も積極的に違反車両の摘発を行っているが、もはや焼け石に水といった感じ。もっともこのパニックも夏休みが終わるまでのあと数日がピークではないかとみられているが、実際に迷惑を被っている住民の怒りは収まらず、警察への苦情電話も急増しているようだ。

《石田真一》

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