トヨタは28日、クルマに対して様々な情報を提供する新たなネットワークサービス『G-BOOK』を発表した。機器に内蔵された無線通信端末(CDMA方式:144kbps)を用い、コンテンツサーバーから様々な情報をダウンロードできる。
「“つながる”ことでクルマが新たな価値を持ち、いっそう魅力的になる。業種業界を越えてコンテンツやサービスを今後とも増やしてゆきたい」(豊田章男トヨタ自動車常務)が語るように、G-BOOKによって提供されるコンテンツは多種多様なもので、地図情報や音楽だけに留まらない。事故や突発的なトラブルの際に適切な救援を要請できる「セーフティ&セキュリティサービス」。
カーナビと連動し、タウン情報や旅行情報を画面上に表示するとともに、そのままシームレスな誘導を可能とした「ライブナビゲーションサービス」。
ニュースや天気予報などの文章コンテンツを自動的に読み上げる「インフォメーションサービス」。
高速ダウンロードしたカラオケやBGMを再生する「エンターテイメントサービス」。
電子メールの送受信や、クルマの現在地を待ち合わせしている人の携帯電話に表示させる「コミュニケーションサービス」。
GAZOOショッピングモールの商品や有償コンテンツを車内で決済し、購入可能な「Eコマースサービス」など、6つのサービスが基本だ。
また、機器の操作が面倒だったり、よくわからない人のためにオペレーターがこれらを代行してして遠隔操作してくれる「OSS(オペレーター・サポート・サービス)」も有償のオプションとして準備されている。
今年秋に発表される新型車からG-BOOK対応ナビの搭載が始まり、実際にこれらのサービスを受けられるようになる。