【『G-BOOK』誕生】定額使い放題!! 利用料金はズバリいくらだ?

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【『G-BOOK』誕生】定額使い放題!! 利用料金はズバリいくらだ?
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G-BOOKの料金は、プロバイダー料に通信費がセットになった定額制。インターネットでいえば、各プロバイダーのADSLの料金体系に近い(フレッツ・ADSLは除く)。トヨタは無料の基本コンテンツを充実させる一方で、他社から提供される無料コンテンツも優遇する方針なので、毎月のG-BOOK基本料だけでかなりのサービスが受けられるようになる模様だ。

気になる料金は10月に発売される予定のWiLL発表まで非公開。しかし、G-BOOKが最初に搭載される「WiLL VC」はベーシックカー。当然のことながら、「ベーシックカーを購入する層のお客様が、抵抗なく支払える金額」(e-TOYOTA部企画・総括室G-BOOKグループ長の藤原靖久氏)にするという。また、G-BOOKの発表記者会見では、「料金は(クルマの)燃費がよくなって浮いたガソリン代ていど」(豊田章男常務)という発言があった。これらをもとに推理すると、基本料は月額1,000円以下ではないか、という事になる。

しかし、それだけの低価格化は可能なのか。

まず、プロバイダー料の部分は、G-BOOKのライバルである日産自動車の「カーウイングス」やiモードなど携帯電話の情報サービスが月額300円を相場にしている事から、G-BOOKも月額300円で設定してくる可能性が高い。

問題は通信費の部分だ。G-BOOKが使うauのパケット通信網の料金は、現在1パケット/0.1円(1パケットは128バイト:全角64文字相当)。通信料のパック割引プランもあるが、そのオプション料金は月額2,400円から。これだけ見ると、とても1,000円以下にできそうにない。

ところが、auは来年の春に新たな通信方式「CDMA2000 1xEV-DO」を導入する。この新方式では、「データ通信料金は今の数十分の一から百分の一程度にできる。ほとんど定額制のレベルまでパケット料金を下げられる」(KDDI au事業本部1xEV-DO推進室の重野卓室長)という。

トヨタがG-BOOKの本格普及を図るのは来年以降。その時に用意するG-BOOK端末の通信モジュールをCDMA2000 1xEV-DO対応にすると見越しておけば、通信費を500円程度に設定する事は不可能ではない。

プロバイダー料300円、通信費500円。よってG-BOOKの基本料金は800円、高くても1000円は超えないと筆者は予想する。車載端末の利用を含まないG-BOOKライトならケータイ、PDA、パソコンの通信料金は自己負担なので300円程度になるのではないだろうか。

※8月30日記事、9月24日記事で価格についての続報あり↓↓↓

《レスポンス編集部》

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