日産自動車は29日『ADバン』『エキスパート』など商用車3車種を一部改良し発売した。最新の騒音規制への適合を図ったほか排ガス性能を向上させた。
ADバン、エキスパートはガソリンエンジン搭載車を国土交通省が認定する「超-低排出ガス車」(最新規制値の75%低減レベル)とするとともに2010年燃費基準を達成した。これによりグリーン税制による自動車取得税および自動車税の減税措置が受けられるようにした。またフロントグリルのデザインを一新するなど外装や内装の一部を変更するとともに装備の追加を行い利便性を向上させた。
同時に、マツダからOEM供給を受けている『バネット・バン』『バネット・トラック』も改良された。同モデルでは騒音規制に対応するとともに排ガス性能を最新規制値の25%低減レベルにあたる「良-低排出ガス車」に適合させた。ディーゼル車排ガス問題に対応しガソリン車のラインアップを拡充した。
メーカー希望小売価格はADバンの「DX」(1.5リットルガソリンエンジン搭載、4AT)が125万5000円、エキスパートの「VX-G」(1.8リットルガソリンエンジン搭載、4AT)が178万8000円(東京・名古屋・大阪地区)。バネットバンは「VX」(1.8リットルガソリンエンジン搭載、4AT)が179万3000円(東京地区)。