【『新・インターナビ』発表】ユーザーに負担を掛けない価格設定、さていくら?

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【『新・インターナビ』発表】ユーザーに負担を掛けない価格設定、さていくら?
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様々な機能を搭載した『インターナビ・プレミアムクラブ』対応のDVDナビだが、ユーザーの立場でその凄さを実感するには、秋に発売が予定されている新型『アコード』の発売を待たねばならない。その後は2004年までに軽自動車を除くホンダのラインナップほぼ全てへの設定が予定されている。

インターナビ・プレミアムクラブに対応するモデルは全てメーカーオプションの純正となり、クルマの製造過程で装着される。ECUが収集した総走行距離のデータを車内LANを通してナビに送り、この情報を基にオイル交換時期や部品の交換時期をユーザーに知らせるという機能を有しているためで、情報の連携を前提としているため、後付け装着はできないようになっている。ナビの製造はアルパインと三菱電機が共同で行うことになっており、カーナビの基本部分をアルパインが、通信と音声認識モジュールを三菱電機が担当するようだ。

気になる価格は従来のDVDナビと同じ28万円前後となる見込みで、au携帯電話の場合は接続に必要なケーブルが数千円程度のオプションとなる。価格は従来のナビと同等だが、これまで渋滞情報の精度を向上させるために装着を推奨してきた光/電波ビーコン(3メディア対応ビーコン、と呼ばれている)がオンデマンド型VICSの採用によって不要になり、この部分の費用が軽減された。通信料こそ別途必要だが、「3年間フルに使っても、通信費がビーコンの価格を上回ることはない」とインターナビ推進室の山田室長は太鼓判を押す。3年間無料で交換される地図ディスクの価格が他社と同水準の2万円と考えれば、実質6万円ほどお得と考えることもできるだろう。

3年の無償期間が終わったあと、4年目からは有償になるが金額はまだ発表されていない。山田室長は「G-BOOKさんが約1000円ですか? 我われはそんなに高くありません。もし年間1万円ほどだとしてもDVDがついてくると思えば安いと思いませんか」と煙に巻く。

市販モデルにはマネのできない機能は山盛り。イニシャルコストこそ従来並みだが、ランニングコストとのトータルで考えれば安く上がる。装着車は高評価され、リセールバリューもおそらく高くなるはずだ。以上のような理由から判断すれば、このナビはずばり「買い」と断言できる。アコードの購入契約をする際、セールスマンから「ナビはどうします?」と聞かれたなら、迷うことなく「純正DVDで」と答えよう。

《石田真一》

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