スズキは、8月1日から29日までの間、39億1148万円で30万株の自己株式を取得したと30日に発表した。
同社では、6月27日開催の株主総会で上限1000万株、上限150億円で、自己株式を取得すると発表していた。自己株式を取得、株式需給を引き締めて1株当たりの収益を引き上げ、株価アップを狙っていた。
しかし、実際の買い付けでは、株式数で上限の3割、金額で26%にとどまった。上限と実行の格差が大きいことから、自己株式取得発表で、株価吊り上げを狙った行為ではとの批判も出そうだ。
●株式市場のチェック漏れはありませんか。メールマガジン「デイリーニュースランキング」では、毎日、自動車業界の株価の動向をウォッチングしています。ぜひ読者登録を。---