「内緒にしよう」は犯人隠避の教唆に当たる---駐禁身代わり依頼で懲役刑

自動車 社会 社会

駐車違反の取り締まりから逃れようと、部下に指示して自分の身代わりに警察へ出頭させたとして、犯人隠避教唆罪に問われた国会議員の元公設秘書に対する判決公判が3日、東京地裁で開かれた。裁判長は「適正な司法作用を害した」として懲役1年(執行猶予3年)の判決を言い渡している。

起訴されていたのは民主党衆院議員の元公設第1秘書。判決文などによると、この元公設秘書は2000年9月、同党の別の参院議員の公設秘書(当時)が使用していたクルマが駐車違反の摘発を受けたため、自分の事務所にいた私設秘書に対し、「君がやったことにして警察に出頭するように」と命じていた。この際、「このことは3人だけの秘密だから」と言っており、このことが犯人隠避を教唆したとみられ、検挙されていた。

3日の判決公判で東京地裁の八木正一裁判長は「国会議員の公設秘書として、法律を守るべき立場にあったにも関わらず、部下に身代わり出頭を指示するなど、適正な司法作用を害した」と指摘。さらに「やったことに対して全く反省しておらず、改しゅんの情もうかがえない。内緒であることを強いるなどの行為は犯人隠避を教唆したとしか受け取れない」とし、懲役1年の求刑に対し、懲役1年(執行猶予3年)の有罪判決を言い渡している。

●おおっ、これは?! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では毎日の記事の中からオートアスキー編集部が選んだおすすめ記事をランキングにしてお届け!! 重大ニュースの見落としがこれでなくなります。---

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 外国人の運転免許証切り替えを厳格化、訪日観光客は申請不可に[新聞ウォッチ]
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』の腰高感・ロール感を抑えてコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車中泊のトレンドに変化あり? 乗用車ベースが伸びてくる可能性…キャンピングカーランキング 6月
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る