良ナンバー確保で個人情報漏えい---「脅されました」で済む問題か!?

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岡山県警は2日、一度別の人物に交付された“ゾロ目”のナンバーの持ち主を脅して軽自動車検査協会に返納させ、戻ってきたナンバーを不正に交付させていたとして、23歳の暴力団組員の男を職務強要の容疑で逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この男は昨年12月14日、自分の友人の希望するゾロ目のナンバープレートを取得しようと軽自動車検査協会岡山事務所を訪れた。しかし、そのナンバーはすでに別の人物が取得していたため、男は事務所の職員に「ふざけるな、どこの誰が持っていったのか教えろ」と強要。聞き出した業者に電話を掛けて「そのナンバーを自主的に返せ」と脅迫し、返納されてきたナンバーの交付を受けていたとされる。

岡山事務所では数年前から良番号の交付日に暴力団員風の男が押しかけ、先着順にも関わらず優先的に交付を受けるような状態になっていたという。今回は事務所の職員が交付者の個人情報を第三者である組員に漏洩したことが内部調査で発覚。8月上旬に警察へ告訴した。

警察では職務強要事件として暴力団員を逮捕し、組員も犯行を大筋で認めているというが、組員以上に責任が重いのはこうした無茶な振る舞いを横行させ、守るべき個人情報を安易に漏洩した事務所側。今回は“被害者側”であり、情報漏洩の責任追及は棚上げされているが、再発防止のためには関係者への厳重な処分も必要ではなかろうか。

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《石田真一》

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