酒気帯びバス運転手が在宅起訴---法廷はプロのモラル低下をどう裁く?

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甲府地検は4日、今年7月に中央自動車道のサービスエリア内駐車場で、飲酒運転が原因の接触事故を起こし、道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で送検されていた元JR東海バスの運転手の男を同罪で在宅起訴したことを明らかにした。

この事件は今年7月7日午後、JR名古屋駅を出発して中央自動車道を経由し、JR新宿駅に向かっていたJR東海バスの「中央ライナー4号」が、休憩のために入った山梨県上野原町の談合坂サービスエリア内駐車場で、バックする際に他車と接触するという事故を起こしたというもの。その後の調べでこの運転手がバスに乗務する前から合計すると1.5リットル近い焼酎(酎ハイ含む)を飲み、運行開始当初は酒酔い状態だった可能性が高いことから警察は略式起訴ではなく、正式起訴に踏み切っていた。

バス運転手はすでに会社を懲戒解雇されており、所属していたバス会社は事故の起きた路線の運行を停止するなどの社会的制裁をすでに受けている。運転手の責任は今後法廷で裁かれることになるが、今月には神戸市内で酒気帯びバス運転手による死亡事故が起きるなど、同様のケースは後を絶たない。

プロのドライバーのモラル低下が指摘されている中、法廷がどのような判断を下すのかに国民の注目が集まっているとも言えるだろう。

《石田真一》

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