アメリカの好調な新車販売の陰で……GMオートワールドは中古販売拠点?

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アメリカは0%金利キャンペーンなどの成果もあり、このところ新車販売が好調だ。ところがこの新車販売の好調に押されて行き詰まっているのが、中古車の販売。ディーラーはどこも中古車の在庫が空前の規模に膨れ上がっているという。また新車販売が好調ということは、近い将来それだけの数の車が新たに中古車マーケットに流れることを意味する。

GMではディーラーネットワークを設立し、輸入車のユーズドカーを中国で販売する方針を明らかにした。これはつまり、中国でのGMディーラーが今後GMの新車だけではなく、インポートのユーズドカーを中国に輸出する、ということだ。

GMではすでに最初の「オートワールド」と名付けられたディーラーショールームを中国国内にオープン、今年一杯でこうしたショールームをあと5軒オープンさせる予定だという。

もちろんGMではこうしたことをはっきりとは明言せず、オートワールドはあくまで中国とのジョイントベンチャーにより現地で生産された車のディーラーであることが第一義、としている。しかし中国が今後ユーズドカーの巨大市場となることは明らかで、GMがユーズドの在庫処分にこのネットワークを使うことはほぼ間違いない、と見られている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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