園児が送迎バスにひかれて死亡--着信に気をとられて…

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12日朝、神奈川県横須賀市の幼稚園駐車場で、送迎バスを降りた直後の園児が、急発進したバスと自動販売機の間に挟まれた。園児は病院に救急搬送されたが、およそ3時間後に全身を強く打ったことによる多臓器不全で死亡した。警察では、送迎バスを運転していた29歳の男性教諭から事故当時の状況についての事情を聞いている。

警察の調べによると、事故が起きたのは12日の午前8時ごろで、神奈川県横須賀市阿部倉町の私立幼稚園の送迎バス駐車場で発生した。送迎バスを降りた園児がバスの前を通り、幼稚園の正門に向かおうとしたところ、止まっていたはずのバスが突然発進。逃げ遅れた4歳の女児がバスと自動販売機の間に挟まれた。バスはしばらくの間、園児の体を押し潰すように動いたまま止まらず、自動販売機は正面が“くの字”に陥没するほど損傷した。女児は駆けつけた救急隊員によって病院に搬送されたが、約3時間後の午前11時過ぎに全身打撲と多臓器不全で死亡している。

警察では、送迎バスを運転していた29歳の男性教諭を業務上過失傷害で現行犯逮捕し、事故当時の事情を聞いているが、調べに対してこの教諭は「掛かってきた携帯電話に出ようとした際、クルマが前に微動したのでブレーキを踏もうとしたが、誤ってアクセルを踏んでしまった」と供述しているという。被害を受けた女児が死亡したことから、警察では容疑を業務上過失致死に切り替え、さらに聴取を続ける方針。

《石田真一》

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