『モビリオ・スパイク』の最大のセールスポイントは、何といってもコンパクトな車体からは想像するのが困難なほどの広大な室内空間だろう。
『フィット』『モビリオ』で採用したグローバル・スモールプラットフォーム(ホンダの新世代小型車用シャーシ)を使用しているが、3列シートのモビリオよりさらに全長が大きいボディを持ちながら2列シートのレイアウトを採用することで、人、物ともにきわめて大きな居住空間を持たせることに成功している。
とくに広いのはリアシートとカーゴスペース。リアシートはヒップポイントから前席のシートバックまでの距離が1020mmと、大型セダンをも軽々としのぐ広さ。カーゴスペースはリアシートを使用した状態でも充分に広いが、2名乗車時には2リットルクラスのSUVをもしのぐ1045リットル(VDA法)の巨大なカーゴスペースが出現する。