【AMショー2002】タイトーの名物男、“松桐坊頭”が『バトルギア3』を語る

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【AMショー2002】タイトーの名物男、“松桐坊頭”が『バトルギア3』を語る
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今回のアミューズメントショーで発表された『バトルギア3』には、プレイした瞬間に「こだわっているなぁ」と納得してしまう部分が非常に多い。クルマのキーを模したID認証装置もそうだが、ランキングデータの送信システムにも驚かされた。

初回登録の際に個人IDとしてナンバーを登録するのだが、実は地域だけは自由に選択することができない。その筐体がある場所(ゲームセンターの所在地)を管轄する陸運局が自動的に選ばれるようになっている。見知らぬ相手と対戦する際、ナンバーの地域表示で相手がどこに住んでいる人なのかをおおまかに把握できるように工夫したということらしい。

その他のこだわりの点は何なのか。バトルギア3の開発担当者であり、タイトー専属のMC(と、名刺の肩書きにまで入れている)松桐坊頭さんに話を伺った。

「一番のこだわりと言ったら、ドライバー視点の画像に実車と全く同じメーターパネルを加えたことです。遠方(上方)視界、従来からのドライバービュー、そしてメーター付き画像の3点を用意しました。メーカーも協力してくれましたが、ハチロクのように古いクルマは苦労の連続です。写真のカットが足りないか、小さい。まあ泣いたのは描画担当で僕じゃあないけど」と笑う。

クルマの挙動についても「FF、FR、4WDが全て違うのはもちろんですが、クルマごとの微妙な味付けは忘れていません。今回はゲームプレイ前に“クルマを買ってもらいます”から、実車のオーナーが乗っても違和感ないように工夫しています」と胸を張っていた。展示されたものはまだ未完成の段階だが、実車に乗ったことのあるクルマを“購入”してプレイしたが、たしかにそれに酷似した挙動にはなっている。唯一違和感を感じたのはサイドブレーキを引いて強引に曲がろうとした場合の挙動のみだ。

全国のゲームセンターで実際にプレイできるのは「今が完成度70%で、1カ月あたり10%ずつ進むと思ってください。遠まわしな言い方だけど、それが答えです」と松桐さんは断言した。ということは年内にはキーを持つ見知らぬ敵が全国のあちこちに出現するということか。

年末年始はキーを持った人がゲームセンターに行列を作ることになるのかもしれない。

《石田真一》

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