『C3』のスタイリングは、ひと目でシトロエンのモデルであることがわかる、独自性あふれるものだ。
デザインソースはかつてシトロエンが送り出した大衆車の傑作『2CV』にあるかもしれない。最大の特徴はアーチ状のルーフライン。このラインにあわせてウエストラインもアーチ状にデザインされ、ボリューム感あふれるフォルムを形成している。
ボディサイズは全長3850mm×全幅1670×全高1540mmと、全長、全幅がコンパクトであるのに対し、全高が大きく取られているのが特徴だ。また、フロントウインドウをはじめ、グラスエリアが広いのもシトロエンらしさが垣間見られるところだ。
全体的にはシックなデザインだが、フロントマスク、テールランプなどのデザインは対照的にシャープなデザインが与えられており、新鮮なイメージを与えている。