トヨタ自動車はメキシコで2005年からピックアップトラック『タコマ』の生産を開始すると発表した。トヨタがメキシコで車両を生産するのは初めて。
タコマはゼネラルモーターズとの合弁工場であるニューユナイテッドモーター・マニュファクチャリング(NUMMI)で年間16万台生産している。しかし販売好調で供給が間に合わなくなったためメキシコでも生産することにした。メキシコでの生産は年間2万台。これによりトヨタの北米生産能力は年間150万台となる。
メキシコはNAFTA(北米自由貿易協定)により04年からアメリカ、カナダとの関税が大幅に引き下げられる。トヨタはこれをにらんでメキシコでの販売を今春から開始したほか04年の稼働をめざしてタコマ用の荷台を生産する工場を建設している。完成車も同工場で生産する。メキシコではすでにホンダや日産自動車が現地で乗用車の生産を行っている。
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