【パリ・ショー2002出品車】新型ジャガー『XJ』---アルミ&マグネシウム

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【パリ・ショー2002出品車】新型ジャガー『XJ』---アルミ&マグネシウム
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新型ジャガー『XJ』の車体はほとんどがアルミニウム製だ。ボディ・シェルは同様のボディをスチールで作った場合より約40%軽いという。また新型は旧型と比べてボディ剛性が60%も向上したそうだ。

この結果、運動性能、安全性、快適性、耐久性、すべて向上したという。「ユーザーに本当に利益となるから採用した素材・技術だ。ただ新しいだけでは採用できない」と、チーフ・プログラムエンジニアのディビッド・スコルスは語る。

アルミボディの組み立て接合には、全面的にリベット-接着剤併用技術が用いられている。ジャガーによれば業界初ではないかと言う。通常のリベット留めは接合する部品にあらかじめリベットを通す穴を開けておくが、新型XJの組み立てに用いられるリベットはそれ自身がパーツに穴を開けて貫通するもので、いっぽう接着剤は航空宇宙産業からの流用だ。

さらにダッシュボード/インパネを支えるクロスメンバーにはマグネシウムが使用されている。アルミと同じ強度がありながら、30%ほど軽い。マグネシウム(鋳造)はシートのフレームにも使われている。

《高木啓》

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