日本GT選手権を中心に活躍するドライバー、福山英朗が日本人として初めてアメリカのNASCARに参戦、22日ウィンストンカップ・シリーズ第28戦でデビューした。結果はリタイヤしたものの、現地メディアは“クレイジーな走り”と報じておおむね好評だ。
NASCARは「ストックカー競走協会」の頭文字をとったもの。量産車ベースのボディに、ウィンストンカップ・シリーズの場合770馬力オーバーの5.8リットルV8エンジンを搭載し、参加車両同士はレギュレーション上ほぼイコールコンディションで争われる。いくつかのカテゴリーとクラスがあり、ウィンストンカップ・シリーズはその最高峰で、2002年は全36戦のスケジュール。
福山はフォード『トーラス』で参戦、チーム名はジャパン・チャレンジ、チーム監督はトラビス・カーター、メンテナンスはハース・カーター・モータースポーツが担当する。
第28戦は東部デラウェア州州都のドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催、参加43台、完走35台。延長1マイル=1.6kmのオーバルを400周、1位のジミー・ジョンソンは3時間18分40秒で走った。ジョンソンはこれでランキング2位。福山は堅実なペースで走っていたものの他車と接触、トランスミッションにトラブルが発生し、ピットインののちコースに戻るが「遅すぎる」との理由で244周目に39位で黒旗リタイヤ。
カーター監督は「クルマは良かったが、福山のスタミナが足りないようだ。消耗していた。長いレースに慣れなければいけない」と課題を指摘する。福山は今年のシーズンはこの後10月20日の第32戦マーチンスビル(バージニア)、11月3日の第34戦ノースキャロライナに参戦予定だ。
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