システマチック、180セカンズ!! ---大阪の少年窃盗グループ摘発

自動車 社会 社会

大阪府警は28日、ひったくりや路上強盗に使う目的でクルマを盗み出していたとして、大阪市に住む21歳の男ら、グループ17人を窃盗や強盗容疑で逮捕していたことを明らかにした。主犯格の男を除き、メンバー全員が15〜18歳で構成されているグループで、少年法を視野に入れて犯罪に及んでいたようだ。

警察の調べによると、このグループは昨年2月ごろから今年5月までの間、窃盗や強盗の際に利用する足として、路上駐車されているクルマをターゲットに合計9台を盗み出していた疑い。グループはクルマを盗む際、「エンジン始動までに要する時間は3分まで」というルールを作り、それを厳守させていた。盗難の前に警察に架空の110番通報を行い、到着まで5分以上を要する地域をリスト化し、実際の犯行に及ぶ用意周到さも見せた。

盗んだクルマは、ひったくりなどの路上強盗を得意とする別のチームに引き渡し、クルマの盗難チームは一切タッチしないという分担制も導入。グループの構成も少年法の適用を受ける15〜18歳に限定するなどしており、警察でも「非常にシステマチックな組織を採用している」とびっくり。今後は盗んだ金の流れるルートや、使い終わったクルマの処分方法など、逮捕した18人を厳しく追及していくとしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  2. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  5. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る