トヨタなど4社、電動パワステの新会社設立

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トヨタなど4社、電動パワステの新会社設立
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トヨタ自動車と光洋精工、豊田工機、デンソーの4社は3日、電動パワーステアリングの新会社「ファーベス」を共同で設立すると発表した。現在のパワステは油圧式がほとんどだが燃費へのインパクトが少ない電動式の割合が拡大しつつある。4社は電動パワステの開発・販売を新会社に集約し需要拡大に合わせてスピーディーで効率的な事業体制を整える。

新会社は光洋精工が45%、豊田工機が35%、デンソーとトヨタが10%ずつ出資し資本金4億8千万円で11月1日に設立する。電動パワステ搭載車は全世界で550万台とパワステ車全体の10%の比率に止まっている。

ただ電動パワステは通常の油圧パワステにくらべエネルギーの消費量が6分の1と少なく燃費向上に効果がある。地球温暖化防止に向けた燃費改善が自動車メーカーの最大課題の一つとなっているなかでパワステの電動化は有力な燃費向上の手段となる。

トヨタはハイブリッド車『プリウス』から採用を開始し現在は『カローラ』『エスティマ・ハイブリッド』、欧州生産の『ヤリス』に採用している。今後トヨタをはじめメーカー各社が電動パワステの採用車種を増やすものとみられる。

《編集部》

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