『CN-HDX300』自慢の機能が約440ジャンルに分類された施設検索だ。非常に細分化されており、ユーザーが直感的に「調べたいんだけど、これある?」と思ったものがほとんど揃っているというスグレモノ。
例えば食事をする場所を探そうとする場合、これまでのナビでは和食、中華、洋食、ファミリーレストラン程度だった。しかし、このナビは違う。和食だけでも寿司、天ぷら、鍋物など細分化されており、食べたいと思ったものを直接指定することが可能なのだ。都市部であれば周辺の有料駐車場まで一括検索できてしまうというおまけが付く。
この検索システムについて、松下通信工業の京條裕之技師は「ハードディスク16GBのうち、地図で10GB、電話番号検索も含めたリストで3−4GBを使っております」と語る。ということはリストだけでDVDの片面容量(4.7GB)にほぼ匹敵するということか。
京條技師は「リストは地図と連動しているので、実質14GB程度がナビとしての機能に使われていると考えていただいても結構です。しかも独自フォーマットでかなり小さく圧縮してありますので、展開すればもっと大きくなるはずです。圧縮されたファイルを素早く展開し、表示にストレスを与えないという意味で、ウルトラ1チップは欠かせないものでした」とも言い、新チップの効果を強調した。
気になるジャンル分けの基準だが、これは「タウンページをまるごと入れました。基本的なジャンル構成はそれに従っています」とのこと。ガソリンスタンドやディーラーなど、カーライフ的な要素を持つものは使い勝手を重視し、さらに見直しを図ったそうだ。