飲酒運転発覚のシャトルバス営業所に立ち入り調査---モラルはすでに無い?

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国土交通省関東運輸局は7日、今月5日に乗務員が飲酒運転を行っていた千葉観光・成田空港営業所の臨時立ち入り検査を行ったことを明らかにした。道路交通法違反(酒気帯び運転)で逮捕された乗務員の勤務状況や、点呼の実態などを調査したという。

問題の事件は今月5日に発生した。5日の午前10時ごろ、東関東自動車道・成田インターチェンジの料金所係員に、複数の外国人が訪れ、前方の路肩に駐車したバスを指差しながら「ドライバー、ドリンキング」、「アルコール、スメル」などと口々に訴えた。そのうちの1人がバスのキーを係員に手渡すなどしたため、不審に思った係員が110番通報をした。

駆けつけた千葉県警・高速隊の警察官が運転手のアルコール検査を行ったところ、呼気1リットル中0.25ミリグラムのアルコールを検出。酒気帯び運転であることが発覚した。運転手は警察官に対し、「酒を飲んで運転して何が悪い」など悪態をついたため、酒気帯びの現行犯で逮捕している。

この件について千葉観光の運行管理責任者は、警察の取り調べに対して「早朝出発の点呼は携帯電話による連絡で行い、運転手とは対面しておらず、飲酒の事実は把握できなかった」と供述したため、国土交通省ではこの点を重視。同社の点呼や運行管理の実態を行うための立ち入り調査を行うことになった。

今年7月のJR東海バスの飲酒事故を発端に、全国各地でプロのドライバーによる飲酒運転の事実が発覚しているが、今回の運転手は飲酒状態のチェックを行った警察官に飲酒運転を肯定するような発言もしており、すでにモラルは無い?

《石田真一》

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