トヨタは21日、新世代の情報端末『G-BOOK』を標準装着した新型車『WiLLCYPHA』(ウィル・サイファ)を発表し、同日から全国のカローラ店、ビスタ店での販売を開始した。価格は1.3リットルエンジン搭載の2WD車が126万円、1.5リットルエンジン搭載の4WD車が148万円。月販目標は1500台。
WiLLサイファは、新開発の情報ネットワークサービスであるG-BOOK対応の車載端末を初めて装備したクルマ。クルマ本来のメカニズムとしては『ヴィッツ』や『ist』(イスト)の流れを受けたものだが、スタイルは「サイバーカプセル」をテーマとした未来感覚あふれるものとなった。ボディーカラーも7色用意されており、いずれも原色系のこれまでにない感覚のものとなった。
また、WiLLサイファ登場にあわせて、トヨタファイナンスは「P-way」という新しい支払いシステムも用意させている。これは月々の基本料金に、1kmあたりの走行料金をプラスして月々の支払い料金を決めるというもの。携帯電話の通話料の概念に近いもので、ユーザーが「実際に乗った分だけ払う」ことになる。走行距離は内蔵されたG-BOOK端末が月ごとの締切日に送ったデータで算定する仕組みだ。