【新型トヨタ『プラド』発表】デザイントーク---「俺がランクルだ!」名物チーフエンジニア

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【新型トヨタ『プラド』発表】デザイントーク---「俺がランクルだ!」名物チーフエンジニア
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新型『ランドクルーザー・プラド』の開発がはじまった当初、開発リーダーは近藤丈夫雄チーフエンジニアだった。彼は現在トヨタを退社しているが、20年以上『ランドクルーザー』の開発に携わってきた、ランクルを語る上では外せない人物だ。

彼の頭の中には「俺がランクルだ。ランクルはこうあるべき」というはっきりしたイメージがあった。したがって、デザインコンペで出されたアイデアは近藤チーフエンジニアの思想に従った、いわゆる正常進化型が多かった。

いっぽうトヨタのヨーロッパにおけるデザイン開発拠点であるED2(イー・ディー・スクエア)のランス・スコット・シニアデザイナーが出してきたアイデアは、近藤チーフエンジニアの予想を超えたものだった。

スコット・シニアデザイナーによると、「私のアイデアはランクルの持つ力強さ、耐久性は踏襲しつつ、同時にラギッド感、先進性、洗練されたイメージ、永続性を念頭に、ダイナミック感や躍動感を演出。ショルダー部分に強さを出して、ボディは“clamping”=フロント正面から見るとサイドから“挟み込む”ようなカタチにしているのが特徴」だという。

こうしたアイデアに近藤チーフエンジニアは「こんなカッコいいんだったら見直すよ」とスコット案を採用した。近藤チーフエンジニアは「トヨタ本社で対抗案を出したデザイナーは、フラストレーションがたまったのではないか」と語ったという。

《レスポンス編集部》

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