【東京ショー2002総括】予想を上回る21万人超の入場者

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【東京ショー2002総括】予想を上回る21万人超の入場者
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10月29日から6日間、千葉市の幕張メッセで開かれていた第36回東京モーターショーが、3日閉幕した。気になる入場者数は、主催者の日本自動車工業会(自工会、会長:宗国旨英・ホンダ会長)が予想していた18万人を大きく上回る21万1100人と盛況だった。

前回(34回商用車ショー)より会期を1日、終了時間を1時間延長したこともあるが、前回実績の17万8000人も突破した。開幕前はショーの継続も危ぶまれていただけに今のところ「次回も前向きに取り組む方針」(自工会幹部)との見方が強い。

今回はビジネス、生活を支える「商用車」が中心のショーだったが、4年前に「乗用車・二輪車」と「商用車」のショーを分離し、毎年交互に開催するようになってから、商用車ショーは2回目の開催である。しかも、今年5月、これまでの運営団体の旧自動車工業振興会との統合により、自工会として主催するのは初めてのケースだった。

今回のテーマは「進化の予感。働くくるまのスタジアム」。世界7カ国、2政府、2団体が参加した。参加企業の数は106社で、ダイムラークライスラーが“ドタキャン”するなど、前回(129社)に比べると激減したが、それでも出品台数は314台で、前回(287台)を大幅に上回った。このうち、今回のショーから先行公開することになったワールドブレミア(世界初)は30件(車両27台、3部品)、ジャパンプレミア(日本初)は21件(車両9台、12部品12点)を数えた。

会場の各ブースを見渡した限りでは、36トン級のアーティキュレートダンプ(CAT『740』)など身近では見られない「生活を支える商用車」や「ヴィンテージカー」など、準備不足の前回よりも特別企画も充実し、工夫を凝らした華やかなイベントなども多くみられて、巷での不況風を感じさせないほどの活気に溢れていた。

《福田俊之》

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