【東京ショー2002総括】「東京大気汚染訴訟」の判決

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京ショー2002総括】「東京大気汚染訴訟」の判決
【東京ショー2002総括】「東京大気汚染訴訟」の判決 全 2 枚 拡大写真

会期中、出品各社は「底が見えない最悪状態」(蛇川忠暉・日野自動車社長)という厳しい経営環境にもかかわらず、トラック・バスを中心に自動車業界が直面する「環境」「安全」「IT(情報技術)」および「福祉」などの分野に絞り込んで新モデル、先進技術などの“競演”を繰り広げていた。

【画像全2枚】

なかでも、「研究開発費の大半は環境対策につぎ込んでいる」(宇佐美隆・三菱自動車副社長)と、思わず本音を口にするように、最大のテーマは大気汚染を防止する低公害化・低燃費化など環境技術への取り組みだった。

しかも、追い打ちをかけるかのように一般公開に先立ち、29日に行われた報道公開日と、東京地裁から「東京大気汚染訴訟」の判決が言い渡される日とが重なったため、日野やいすゞなどの被告側の自動車メーカー7社は、「例年のようなお祭り気分にはなれない」(いすゞ幹部)などと、重苦しいムードが漂っていたことも事実。ただし、判決そのものは「メーカー責任は問わない」との主張が認められたことで、メーカー関係者は胸をなでおろしていた。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. スバル『REX』、初の1.0Lターボエンジン搭載…新登場の4WDモデルは218万7900円から
  4. 日産ブースはマンガ文化に着想、主役は『エルグランド』新型…ジャパンモビリティショー2025
  5. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る