【東京ショー2002総括】「環境」に生き残りを賭けた“エコカー”の競演

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京ショー2002総括】「環境」に生き残りを賭けた“エコカー”の競演
【東京ショー2002総括】「環境」に生き残りを賭けた“エコカー”の競演 全 2 枚 拡大写真
そんな背景からも、それぞれの展示コーナーは燃料電池、ハイブリッド、CNG(圧縮天然ガス)、LPG(液化天然ガス)、クリーンディーゼルなどの話題が尽きなかったが、特に電気モーターと組み合わせた「ハイブリッド」への意気込みは凄まじいものを感じさせた。

報道公開日の各社首脳によるプレスブリーフィングでは、三菱自動車、日産ディーゼル、マツダ、ダイハツの4社が電気モーターと内燃機関とを組み合わせた「ハイブリッド」を最大のセールスポイントとしてアピールしたほどである。

もっとも、トヨタと日野は、共同開発したハイブリッドの先を行く“究極のクリーンカー”の「燃料電池大型バス」が最大の目玉で、ブース中央入口の目抜きの場所に展示し、王者の貫祿を見せつけていたが、ダイハツの軽商用車『ハイゼット・カーゴ』ハイブリッドに見られるように、トヨタグループでもハイブリッド車のラインナップにも力を入れていた。

来年1月から乗用車事業と分社化する三菱は、パラレル式で既存車より4割程度の燃費の削減が期待できる小型トラック『キャンターHEV』を初めて発表した。日産ディーゼルは今年6月に技術発表した『コンドルMK』シリーズの中型トラック「キャパシターハイブリッド」を改めて披露したが、バッテリーに代わり独自開発のキャパシター(蓄電装置)を搭載たことで、大電流を自在に放電する効率の良さが注目のマトとなっていた。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  3. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  4. 「小さなハヤブサ」と「小さなYZF-R1」が宿っている…同じ250ccスポーツでも全く違う!? スズキ『GSX250R』とヤマハ『YZF-R25』を乗り比べてみた
  5. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る