【三菱『コルト』試乗】「ひとつ上の質感」の謳い文句は伊達じゃない

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【三菱『コルト』試乗】「ひとつ上の質感」の謳い文句は伊達じゃない
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今回発売された三菱『コルト』にはグレードというものが設定されていない。これはカスタマー・フリーチョイス(CFC)を導入したことによるもので、ユーザーはエンジンの排気量を含め、購入時に任意選択することができる。

試乗はまず1.3リットルエンジンを積んだクルマから始めた。ウォーム内装でベンチシート装備したバージョン。どちらかといえば女性を意識した設定だ。

走らせてすぐに気づいたのはハンドリングがしっかりとしているということ。ドライバーの意のままにクルマのコントロールができる。電動式のパワーステアリングを採用していると説明を受けたが、軽すぎることもなく、適度な重みを感じるアシスト量の的確さには好感が持てる。

一般道を意識して設計されたテストコースでは「優等生だな」と感じさせる挙動を常に示した。車内に侵入するノイズも最小限で、ひとつ上のクラスとなる『ランサー・セディア』と比較しても遜色はない。このあたり、開発者が意識した「ちょっとだけ高級、ちょっとだけ贅沢」がしっかりと反映されているようにも思えた。

1.3リットル「4G19」エンジンもスムーズにまわる。MIVECとはいえ、燃費を向上させるために採用されており、面白味のあるエンジンではない。だが常用するなら必要充分。低速域からトルクも追従するので坂道でも不安は感じない。組み合わされるCVTが秀逸なので高速道路の合流で恐怖を感じることもないはずだ。ロードノイズも常用域であればうるさくは感じない。

《石田真一》

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