GMでは乗用車とミニバンを合わせて150万台の大量リコールを行うことを発表した。原因はステアリングギアの欠陥。ステアリングギア結合部が分離してしまうため、パワステが急にきかなくなる、という不満が寄せられたためだ。
対象となるのは1996—98年モデルのシボレー『キャバリエ』/ポンティアック『サンファイア』、96—98年モデルのシボレー『ルミナ』/『ベンチャー』、オールズモビル『シルエット』、ポンティアック『トランスポーツミニバン』、97—98年モデルのポンティアック『グランプリセダン』。
これらの車はアメリカ国内とカナダを中心に販売されているモデルだが、やはり150万台という大量リコールは、特に「品質面で日本車に負けないクルマを作る」とかねがね宣言しているGMにとってはかなりのイメージダウンになりそうだ。