車搭載42Vシステムについての考察……「未来ではない、現在だが」

自動車 ニューモデル 新型車
車搭載42Vシステムについての考察……「未来ではない、現在だが」
車搭載42Vシステムについての考察……「未来ではない、現在だが」 全 1 枚 拡大写真

自動車エンジニア協会(SAE)では、会員を対象にきたる42V電源システムについての意識調査を行った。クルマに搭載される電装部品が増えて来たため、電装システムの電圧を42Vに昇圧(現在普及しているのは14V)しようという動きがある。

調査によると、北米でこの42Vシステムが利用可能になる期日については、半数以上が「4−10年以内」と回答。「4年以内」と答えたのは37%だった。ここから、自動車業界ではすでに42Vシステムを「導入可能か?」と考えている段階ではなく、「いつ導入されるか?」と考える段階であることがわかる。

しかし電気技術の業界でさえ、消費者に対する「重要度」という面での技術開発のランクでは「安全性」(65.0%)「テレマティックス」(27.4%)「エンターテイメント」(17.9%)が最優先課題であり、「42V」を挙げたのは8.5%にすぎない。

また42Vシステム導入への課題点としては「熱の処理」「コスト」「電源確保」「システムの大きさ」などが挙げられた。

この42Vシステム導入に関する自動車(OEMやサプライヤーのエンジニアも含む)エンジニアの意識調査については、詳細とマーケティングリサーチ会社の分析を加えた10ページのレポートが発行され、購入可能。連絡先はascheiner@brggroup.com

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 引っ張るだけでサンシェード、3代目『N-BOX』の人気純正アクセが2代目用にも登場!
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. 著しい高速度で走行中に死亡事故、運転者に実刑を命じる
  4. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
  5. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る