トヨタ自動車は21日、WiLL『サイファ』の発売後1カ月の受注台数が、月間販売目標の4倍以上にあたる6500台に達した、と発表した。
同モデルは、新情報ネットワークサービス「G−BOOK」の対応端末を初めて搭載したことが最大の特長で、実際の受注でも、同サービスの契約者は登録済み車の8割に達した、という。年齢層は20〜30才代が半分を占めるが、40才代、50才代からも幅広い受注があった。
新しい販売形態として導入した走行距離課金型のリース商品「P−Way」の契約率も7%あり、これまでの残価設定ローンなどにくらべ高い割合となった。
トヨタは受注が好調なことについて「ナビ機能付きの車載端末やオートエアコンなどを装備しつつ車両価格が割安なことや、情報サービスを利用するための追加の通信費を負担する必要がないことが好評な点」としている。
異業種との協業ブランドによる同シリーズは、これまでにWiLL『Vi』、WiLL『VS』の2モデルが発売された。いずれも月間販売目標はサイファと同じ1500台だったが、初期受注が4倍に達したのはサイファが初めてだ。ビスタ店に加え、カローラ店でも販売したことも受注を引き上げたようだ。