【COTYについて読者の声】自動車業界一座の2002年公演の主役としてふさわしいか

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【COTYについて読者の声】自動車業界一座の2002年公演の主役としてふさわしいか
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2002-2003日本カー・オブ・ザ・イヤー(=COTY、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催)は、ホンダの『アコード/アコードワゴン』に決定した。アコード受賞についてより、賞のありかたについて多くの読者が反応した。「結果が出てから批判するのはおかしい」という声もあり、さらにそれに対する意見も。

以下《N. H. さん》からのメール:

「結果が出てから言うのはおかしい」という意見には賛同しかねます。我々はCOTYの結果がどうなるかを最優先に気にして生活してるわけじゃないのですから、結果が出てから反応するしかないでしょう。特に、このインターネットの時代に、ネットとまったく切り離されてる選考委員会の動向は、把握しようがありません。

たしかに投票結果そのものは発表されるので、透明性は確保されてるような印象がありますが、そこに至るまでには、巷間伝えられるような接待合戦なども当然あるでしょう。毎年繰り返される、「え? 今年はこれなの?」を見てると、公平性のかけらも感じられません。

反論しない人は賛同してる人であるという論理も大いに疑問で、毎年のように「え? あれが受賞したの?」な結果にあきれていて、別に何も期待してないから何も言わない、という人も多いんじゃないでしょうか。

異論が多いのは、実に単純な理由です。「○○は今年の新車を代表する最高のクルマだ」と実感できないモデルが受賞してるからです。他の人も書いてますが、一度も実車を見たことが無いクルマが、どうして「今年の代表」なんでしょう。違和感を覚えるのが当たり前でしょう。

アコードは、技術的な側面や各部の質などではたしかによく出来てるのかもしれないですが、自動車業界一座の2002年公演の主役としてふさわしいと、観客が納得するかどうかですよ。

幕切れ寸前に一瞬舞台に出てきて「そんなクルマが出てきたっけ?」レベルの認知度でしかなく、町で見かけることもほとんどない。見かけても気づいてもらえないようなモデルが「実は今年の主役なんです」と言われても、一般客は「へえー、偉い先生方の評価だとそうなるのか。わしらの感覚とは相当ずれてるね」と思うだけです。

実際、街中で新しい日産『フェアレディZ』を見かけると、明らかに周囲からの視線が集まってますが、新型のアコードがどれほどの関心をひくでしょう。たぶんほとんど気づかないと思いますよ。マツダ『アテンザ』とアコードが並んでたとしたら、区別がつかないだろうし。

こういう時代に、一球入魂でビッグネームを復活させた日産の英断と、新型Zのエポックメイキングさが評価されないのでは、「カーオブザイヤー(今年のクルマ)」の看板は下ろした方がいいでしょう。

編集部より:クルマの発表が賞の決定時期に対して早い遅いはどうしてもあります。ただ、まだ発売されていないクルマが受賞するのは、消費者としては違和感がありますよね。

《レスポンス編集部》

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