日本最大! ……84人乗り高速バス『メガライナー』、8日から運行開始

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日本最大! ……84人乗り高速バス『メガライナー』、8日から運行開始
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JR系のバス会社であるジェイアールバス関東は29日、JR東京駅−つくばセンター(茨城県)を結ぶ路線に、高速バス用車両としては日本最大の長さを誇る『メガライナー』を投入し、ラッシュ時間帯を中心に1日3往復の運行を行うことを明らかにした。運航開始は12月8日を予定している。

メガライナーはドイツ・ネオプラン社製の2階建てバス。国内で運行される路線用の高速バスとしても、また2階建てバスとしても最大級のもので、その全長は15メートルとなる。日本の規格で言うところの「大型バス」は全長12メートルが最大とされ、実際にはこれをわずかに下回る数値のものが製造されている。メガライナーのような「超大型バス」は運行前例が無いこともあり、関係各所からの運行認可がなかなか得られなかったが、路線を限定することでようやく運行実現にこぎつけた。

座席定員は84人で、通常の高速バスのほぼ倍の人数を一気に輸送できる。また、車いすでの乗降も可能としており、高速バスとしては初のバリアフリーも実現している。東京駅−つくばセンター線はラッシュ時の混雑が激しく、これまでの40人乗り高速バスでは乗客の積み残しが発生することも珍しくなかった。メガライナーは朝夕のラッシュ時間帯に投入し、次のバスへの待ち時間を無くすことで乗客の利便性を図る。当面は1台のみの運行となるが、来夏までに3台を追加導入する予定だという。車両価格は1台あたり8000万円と、こちらもメガ級。

ちなみに通常の路線バスで最大の長さを誇るのは、千葉県の海浜幕張地区を運行するもの。こちらは車体を二つ合わせた連接構造で、長さは18メートル。メガライナーと同様に運行路線を限定することで認可を受けている。

《石田真一》

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