新型『ミラ』のインテリアは決して奇をてらうことなく、オーソドックスを究めている。細かいところでは、室内プラスチックの見え方にもこだわり、光沢を落としてしっとりと仕上げられている。
インテリアのデザインを担当したデザイン部・第一デザイン室の松永政夫・主担当員によると、「プラスチッキ-に見せないよう、シボ(表面の凹凸模様)の光沢を落とす処理をし、ハイライトの入り方もなめらかでしっとりとした印象に見せている」そうだ。
また「先に登場した『ムーヴ』同様、スイッチ類を大きく、表示もできる限り大きくし、さらにフラッシュサーフェス化によって質感をアップ。部品間の隙間を小さくしてダサダサ感をなくし、エアーバッグの割線はインビジブル化し必要のない線は消している」と松永・主担当員は説明する。
またインパネをボディ上面から見ると、わずかにウェーブしている。このあたりも質感を重視したためで、「パキパキでは素材感が出しにくい」と松永・主担当員。
インテリア全体は横基調にまとめられている。松永・主担当員は「室内の広々感を出したい。ドア内側もなるべく削って、実際広いが、より広く感じられるようにした」と語る。
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