国土交通省は来年度、高速通行料の多様化に向けた実験を相次ぎ行う。平成15年(2003年)度予算要求で、ETCを使った割引料金実験、ETC以外の車両を対象とする料金実験が財務省から認められた。
これにより、夜間や乗り継ぎ割引、迂回割引など、国交省と地方公共団体、JHらによる多様な料金体系が、実験の形で実現することになる。実験とは言え、先行してETC割引を実施中の東京湾アクアラインなどでは「実験終了後も引き続き割引を継続することを検討中」(国交省)ということもあり、実質的な料金の多様化につながりそうだ。