山梨県警は7日、昨年12月30日から今年1月5日までの間に実施した「初日の出暴走対策」の最終結果を発表した。検挙者数は26人で前回よりも大幅に減少。検問した車両の台数も226台に留まった。
山梨県警・交通指導課の調べによると、昨年12月30日午後から今年1月5日午後までの7日間、道路交通法違反(無免許運転、整備不良など)で検挙された暴走族(あるいはそれに類似した)メンバーは26人で、昨年同期よりも85人も減少した。河口湖町や富士吉田市に設けられた検問所でチェックを受けたクルマは226台で、同93台の減少。警察が整備不良などを理由に押収した車両も10台に留まり、こちらも同4台の減少となった。
新たに制定された「暴走族追放条例」による検挙者はゼロ。ギャラリーによる道路占拠も富士吉田市、河口湖町、上九一色村などで散発的に発生したものの、警察の解散命令によって短時間で排除されている。
県警では「警察庁が取り締まり強化エリアに定め、徹底抗戦の構えを前面に押し出したことが功を奏したこと。周囲での事前取り締まりを強化し、河口湖までの流入を排除したことが大きかった」と分析している。