トヨタ『ハリアー』の次期モデルとされるレクサス『RX330』。チーフエンジニアの岡根幸宏主査によると、「日本向けのハリアーとして全幅1845mmが厳しいのは確か。日本では1800mmで消費者の受け入れ方が大きく変わるのは承知している」と、北米市場重視の姿勢を見せた。
現モデルではハリアーはレクサス『RX300』に相当し、全幅は1815mmと既に1800mmを超えているものの、次期モデルではさらに30mmも大きくすることになる。その理由として岡根主査は、日本で現モデルの売れ行きが発売当初ほどの勢いがなくなったことや、SUV自体の需要の先細りを挙げ、販売の重心を北米に置いたと説明する。
気になる日本向けの次期ハリアーだが、日本では発表前のため多くを明かさなかったが、エンジンは北米モデルのV6に対して4気筒が用意されるという。岡部主査は「日本ではV6まで必要はないだろう」と語る。
■レクサス「RX330」主要諸元
全長:4730mm
全幅:1845mm
全高:1680mm
ホイールベース:2715mm
エンジン:V型6気筒3.3リットル(ガソリン)
最高出力(kw/rpm):172(233ps)/5600
最大トルク(Nm/rpm):328(33.5kgm)/3600
トランスミッション:5速オートマチック
価格帯 : 3万5000ドル
年間販売目標台数 : 7万5000台