【新型『スカイライン・クーペ』発表】『フェアレディZ』との差別化はどう図るのか

自動車 ニューモデル 新型車
【新型『スカイライン・クーペ』発表】『フェアレディZ』との差別化はどう図るのか
【新型『スカイライン・クーペ』発表】『フェアレディZ』との差別化はどう図るのか 全 3 枚 拡大写真

パワートレイン/プラットフォームが同一ということもあり、先に発売された『フェアレディZ』と『スカイライン・クーペ』が差別化できるのか疑問に思う人は意外に多かったようだ。発表会で配布された資料でもこの2車の違いを説明するページが設けられているほど。

一般的には「完全2人乗りがZで、2+2になったのがスカイライン・クーペ」という印象なのだが、実際にはどのあたりがどれだけ異なるというのか。スカイライン・クーペの車体開発を担当した第一車両開発部・第二車両開発センターの綱島正人さんは「たしかにエンジンなどが同一ですが、全く違うクルマだと断言できるほど味付けが違います」と説明する。

スカイライン・クーペの場合、2850mmのホイールベース長があり、そのセンター付近にドライバーが位置するようになっている。この位置だと運転操作を機能的に行うことができ、ヒップポイントの高さも通常のクルマと変わらない。

フェアレディZでは、2650mmと若干短めのホイールベースを採用して旋回性能を向上させたほか、ドライバーの着座位置もセンターより後方に下げている。ヒップポイントは極限まで下げており、特にリアタイヤからのトラクションをダイレクトに味わえるようになっている。

この「ダイレクトな…」というのがスカイラインではあえて省いてある。とはいえ、間接的な操作になり、かったるいという意味合いではなく、スポーツカーにありがちな神経質な挙動を極力排除したという意味らしい。常に極限状態まで攻め続けるのではなく、涼しい顔をしながら「やるときはやります」が、スカイライン・クーペに内包されたテーマらしい。

●なんなんだ?! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では毎日の記事の中からオートアスキー編集部が選んだおすすめ記事をランキングにしてお届け。自動車業界のトレンドをウォッチング!---

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  3. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
  4. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
  5. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る