【CES2003】HDDをクルマと家庭の両方で使う……より手軽なシステム

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【CES2003】HDDをクルマと家庭の両方で使う……より手軽なシステム
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昨2002年、HDDを内蔵するヘッドユニットが登場して話題を呼んだが、価格が高いということもあって普及はなかなか進んでいない。今回のCESではそうした現状を踏まえて、より手軽にHDDオーディオを利用しようと言う動きが目立った。

それはHDDをカートリッジとして利用し、クルマと家とを自在に行き来させ、しかも従来のヘッドユニットにアドオンして使おうというもの。これにより、家ではPCと接続して音楽のダウンロードと再生ができ、クルマではカートリッジを差し込むだけで再生が可能になる。

アルパインは、このカートリッジが挿入できるスロットを用意してこれを実現する1DIN型プレーヤー「HDA-5460」を発表。HDDは16GBの容量を持ち、MP3とWMAのいずれかのフォーマットで約3000曲が収録可能。CDヘッド「CDA-9815」などと組み合わせれば、収録した内容をよりイージーに選曲することも可能になる。ディスプレイの表示内容もかなり凝った内容で、収録内容の表示はもちろん、音楽に合わせて動くスペアナ機能なども備える。

また、外付けのCDチェンジャーのような感覚での利用を提案したのがケンウッドとイクリプスだ。なかでもケンウッドはセット内に家庭用クレドールを備え、ここに差し込むだけでPCを経由した音楽のダウンロードを実現。これはまるでCDチェンジャーのマガジンにCDを差し込んで使うような感覚となり、HDDの容量を10GBに抑えることで価格を500ドル(約5900円)前後を実現するなど、そのお手軽度は抜群だ。

イクリプスも基本的にはこれと同様な形態を備えたカートリッジ型HDDプレーヤーを発表。HDDの容量は20GBとなり、価格はもう少し高くなりそうだ。

《会田肇》

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