GMは内部告発揉み消し? ---燃料ラインシステムに欠陥か

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GMテクニカルセンターの元従業員で、「クルマの安全性にかかわる部分の査察を請け負っていた」とする男性が、GMを相手に訴訟を起こした。その内容は「GMが欠陥を指摘されたにもかかわらず揉み消していた」という衝撃的なもの。

この男性はカートランド・ケリーさん。訴えによると、ケリーさんは査察官として働いていた当時、GMの燃料ラインシステムに欠陥を発見。上層部に何度も報告したが無視された、という。その後ケリーさんは契約切れで解雇となり、ケリーさんの監査システムそのものも廃止された。

ケリーさんはこの欠陥隠しについてすでにNHTSA(道路交通安全局)に報告した、としているが、NHTSAではこの件を正式に調査するかどうかの態度を決定していない。GMに対して起こした訴訟は「欠陥を公にし燃料もれから重大事故につながる恐れのあるクルマをアメリカの路上から追放するべき」という内容だ。ただしGMではこの訴訟について「関知しておらず、コメントのしようがない」としている。果たして真相は?

《Sachiko Hijikata, US editor》

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