主任級も実質年俸制に---ホンダが定昇を一部廃止

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主任級も実質年俸制に---ホンダが定昇を一部廃止
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ホンダは、賃金に対する成果主義を徹底するため、組合員である主任級の社員の定期昇給を昨年10月で廃止した。2003年度から成果に応じて月給部分を査定する。同年度から06年度までは昇給がなくなる人も出る。さらに07年度からはこの制度を完全実施し、場合によっては前年度より最大で1万円程度賃下げになるケースもあるという。

同社はすでに、課長級以上の管理職(非組合員)について年俸制を導入しており、成果主義となっている。今回、定昇を廃止し、事実上の年俸制にするのは、新卒の場合で入社10年前後の主任級。主任級の職責を「能力発揮ステージ」として、成果に応じて賃金を決める。これにより、完全実施後は同期入社の主任級でも月給が最大2万円程度の差が出るという。

ただ、主任級に至るまでの入社10年前後の社員は「能力開発ステージ」と位置付け、従来の定昇を残す。今年の自動車春闘は、トヨタ自動車労組がすでにベア要求を断念しており、定昇制度の一部廃止にも踏み切ったホンダの動きが春闘交渉全体にも影響を与えることになりそうだ。

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《レスポンス編集部》

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