携帯電話に夢中になって……堤防からダイブ、運転者が溺死

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26日午後、岐阜県海津町の農道を走っていた乗用車が堤防下の川に落ちるという事故が起きた。警察や消防が現場付近の捜索を行っていたが、27日午前にクルマを発見し、車内にいた27歳男性が死亡しているのを確認した。

岐阜県警・海津署の調べによると、事故が起きたのは26日の午後6時ごろとみられている。岐阜県南濃町に住む20歳の女性から地元の消防に対し、「知り合いの男性がクルマの運転を誤って川に転落したらしい。クルマから出られないと言っている」という内容の119番通報があった。

事故当時、この男性は通報者の女性と携帯電話で話しながらクルマを運転していたとみられるが、同日の午後5時50分ごろ衝撃音に続いて「川に落ちた」という男性の叫び声とともに電話が切れた。その後しばらくしてから「窓が開かない、助けてくれ」という内容の電話が掛かってきたが、すぐに切れたという。女性はこの直後に119番通報を行ったが、男性のクルマが落ちた場所の特定が難航し、深夜に捜索を打ち切り。27日午前から再開したところ、8時20分に大江川の水深2.5m地点に沈んでいる乗用車を発見。車内から男性1人の遺体を回収した。死因は溺死とみられている。

現場は農道と堤防道路(幅員3.5m)が交わる丁字路。男性は農道を直進してきたとみられているが、通話に夢中になっていたためか丁字路の存在には気付かずにそのまま直進。時速30km/h程度の速度でジャンプしたまま川に飛び込んだらしい。

警察では「運転中の携帯電話が原因で事故に至るケースはあるが、ある意味では非常に特異な事故」とコメントしている。

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《石田真一》

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