カーナビ検索機能を悪用して空き巣を繰り返していた男、古いデータに敗北

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北海道警は4日、札幌市厚別区内の住宅に侵入し、盗みを行おうとしていた50歳の男を3日に逮捕していたことを明らかにした。警察の調べに対し、この男は「カーナビの検索機能を使い、空き巣を行っていた」と容疑を大筋で認めているという。

北海道警・厚別署の調べによると、この男は新聞に掲載される「お悔やみ広告」を見て、そこに書いてある喪主や故人の親族の名前や連絡先電話番号をカーナビの検索機能で調べ上げ、通夜や告別式で不在になる時間帯を狙って盗みを重ねていたとみられる。

直接の逮捕容疑となったのは2日夜に起きた窃盗未遂事件。この男は2日の午後7時45分ごろ、札幌市厚別区厚別中央の民家に侵入。1階のガラスを割って室内に入ろうとしたところ、2階から降りてきた住人に発見された。男はそのまま逃走したが、通報を受けて駆けつけた警察官が雪の上に残されていた足跡を追跡。200メートルほど離れた場所にいた男を逮捕している。

警察の調べに対し、男は「新聞のお悔やみ広告を見て、カーナビで検索したら侵入した家がヒットした。誰もいないと思ったのに人がいて、ビックリして逃げた」などと供述しているという。

男はお悔やみ広告に乗った親族の名前で検索したものとみられるが、侵入先を決めるために使っていたカーナビに収められていたデータは昨年9月時点のもの。男がターゲットとした人物は昨年末までに転居しており、現在では別人が住んでいたというわけだ。

男は「生活に困って犯行を重ねた」としており、逮捕時の所持金は10円だった。警察では他にも余罪があるとみて、男を厳しく追及する方針。

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《石田真一》

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