最大136分の所要時間短縮!! 京都はパークアンドライドを今後も継続する

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京都市は4日、昨年秋の紅葉シーズンに観光名所のひとつ、嵐山で試験的に実施した「パークアンドライド」や「トランジットモール」を今年も継続して実施していく方針を決めた。試験実施の結果が良好だったことを理由のひとつに掲げている。

紅葉シーズンになると長辻通周辺では、駐車場待ちのクルマと、鉄道駅から徒歩で嵐山(渡月橋方面)を目指す観光客が交錯。これが原因で大規模な渋滞が発生。ときにはそれが京都市中心部まで波及してしまうこともあった。

このため京都市は昨秋、紅葉の名所として知られる嵐山へのアプローチコースとなる長辻通の684m区間で自動車の乗り入れを禁じ、道路全てを歩道扱いとするトランジットモールの実験を行った。また、これと平行して鉄道駅近くに駐車場を確保。嵐山へのアプローチには鉄道を利用してもらうという「パークアンドライド」の実験も平行して行った。

この結果、「クルマのみで嵐山を目指す」、「クルマは市中心部の駐車場に置き、最寄り駅まで電車で移動、その後は徒歩」を比較した場合、京都市中心部から嵐山までの所要時間は最大で136分も短縮。パークアンドライドとトランジットモールの併用が一定以上の効果を出すことがわかった。

このため、京都市では今年もこれを行うとともに、市内の交通体系を見直すための研究費用も予算に計上。最適な交通手段の検討を継続していくとしている。

《石田真一》

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